黒字倒産を防ぐ方法?CFを表にするだけで企業を目利きする方法とは。

社会人一年目で、ハウスメーカーで戸建て住宅の設計をしています。
経営者になることを目標にここでは、起業をするために必要なスキルを中心に解説しています。

【MUP WEEK19】財務スキル(CF)

今まで損益計算書(P/L)と貸借対照表(B/L)について解説してきましたが、今回は財務三表の最後の【キャッシュフロー計算表】です。

前回:【MUP WEEK18】財務スキル(BS)について⇩

この記事はどんな人におすすめか?

  • 経営者を目指している方
  • 株式投資を始める方

この記事でどんなスキルが身につく?

  • 会社の資産がわかる
  • 会社の経営状況がわかる

先日こんなツイートをしました。

表で見ると意外と難しいように見えますが、グラフにした瞬間にめっちゃ簡単になります。では、早速【キャッシュフロー】について解説していきます。

問題です

問題

マネーフォワードのキャッシュフロー計算表はどちらだと思いますか?

今の時点では何もわからないと思いますが、この記事を読むことで10分で理解できます。

キャッシュフローって複雑?

これはソフトバンクのキャッシュフロー計算表ですが、この表だけを見たら何が書いてあるのかわからないですよね。

しかし、これをこのように図式化することで超簡単にみることができるのです。

CFの3つの指標

それではここからキャッシュフロー計算書を見ていくにあたって重要な指標だけ簡単に解説します。

3つの指標
  1. 営業活動:本業の営業活動で現金がどの程度増減したか
  2. 投資活動:投資によって現金がどの程度増減したか
  3. 財務活動:資金調達と返済で現金がどの程度増減したか

これらの3つを覚えてしたの実際にキャッシュフローを見ていきましょう。

その1:営業活動によるキャッシュフロー

営業活動によるキャッシュフロー
  • 商品を販売して手に入れた現金
  • 材料を仕入れるために払った現金
  • 広告宣伝費など販管費支払いに流出した現金
  • 税金支払い・保険金受け取りなど

これら全てが「営業活動によるキャッシュフロー」です。

プラス

この営業活動によるキャッシュフローがプラスの時は、プラスになった分違うことに費やすことができます。
例えば、投資の財源にしたり、株主に利益を還元したりなどに使います。

マイナス

この営業活動によるキャッシュフローがマイナスの時は、本業での稼ぎがマイナスになるということになるので、他から資金を集めたりしないといけません。
例えば、他の事業で使っているお金を本業に費やしたり、大きくマイナスであるときは、そもそもの事業の根幹を変更するなど、改善が必要になります。

本業でも稼ぎなので、例えば、あり得ないことですが、サラリーマンからしたら本業での収入が入ってこず、副業での収入しか入ってこない状況です。

この営業活動によるキャッシュフローは3つのキャッシュフローの中でも最も重要です。

その2:投資活動によるキャッシュフロー

営業活動によるキャッシュフロー
  • 設備投資
  • 子会社への投資

これは投資活動によって会社に流入・流出した現金の動きを表しています。

この投資活動がマイナスの時をダメと思う人がいると思いますが、むしろマイナスになっている方がどんどん投資をして事業や会社を拡大していっている証拠なので、良い会社ということです。

これがもしプラスになっていたら、工場やオフィスを売却して得た現金が増えているということです。これは会社が縮小していっている証拠ですよね。

なので、ここが「プラスになっている=悪い時」ということになります。
投資活動によるキャッシュフローはマイナスが理想的だということですね。

この投資活動はプラスになることやマイナスになるからどうということだけでは悪りません。
投資活動をしているが、どこに投資をしているのかがわかることで、会社がどんな経営方針で行っているのかとか、どんなところに興味があるのかを知ることができます。

投資活動でわかること

  1. 投資の財源はどこなのか?
  2. 投資規模は?
  3. 投資先は?

ではそれぞれ順番の解説していきます。

その1:投資の財源はどこなのか?

これは投資をする資金はどこからきているのか?ということです。投資をするには資金が必要ですが、その財源を知ることができるということですね。

  • 銀行から?
  • 投資家?
  • 営業活動による利益?

おそらくこのような憶測がつきます。
このように投資活動によって投資の財源が知ることができます。

その2:投資規模は?

次に投資する会社や業界の規模はどうなのか?ということです。

  • 成熟規模
  • 成長規模

例えば、成長規模に巨額の投資をしていたらそこの会社にすごい興味があるのかと知ることができます。
逆に成長規模に少額の投資をしていたら、その会社には手触り程度で行っているんだなと知ることができます。

その3:投資先は?

次に投資先はどんな会社・設備はどうなのか?ということです。

  • 設備?
  • ベンチャー?
  • 金融商品?

例えば、設備に投資をしていたら事業や会社を拡大しようとしていることがわかります。
ベンチャーなら小さな会社だけどどんな分野にも興味があるのかがわかります。金融商品なら自分が知っている範囲でわかるので安心できるなと判断できます。

その3:財務活動によるキャッシュフロー

  • 借入や返済
  • 新株発行収入

これは資金調達や返済による現金の動きを表しています。調達したらプラス、返済したらマイナスになります。

企業が上場し、資金調達をした場合、この区分が大きくプラスになることが多いです。
これは意外とシンプルです。

8パターンのキャッシュフロー計算表

キャッシュフロー計算書は、8パターンだけ覚えておけばいいです。
各活動の動き(8パターン)で企業がどのフェーズにいるかを憶測することができるからです。

健康経営・攻め型

健康型(左)

これは本業で儲かって、その資金を投資や借入の返済に使っていることがわかります。これは普通の健康状態であることがわかります。

攻め型(右)

これは本業で儲かって、その儲かった資金を投資して足りない分を借入しています。これは普通と違って、投資で攻めている、攻めのキャッシュフローであることがわかります。

治療型・衰退型

治療型

これは営業利益で儲かってはいるものの、設備売却などによって資金を集め、それを返済に当てている状況のCFになります。

衰退型

これは営業活動で儲かっていない。かつその本業で儲かっていないから設備など多くのものを売却して全て返済に当てている「衰退」している状況を言います。

勝負中・東芝の財務諸表

勝負中

これはスタートアップに多いです。

本業の営業活動でマイナスで、自分たちのやりたいことを優先したり、未来に投資しているため投資活動もマイナスだけど資金調達で賄っている状況です。

東芝の財務諸表

これは本業で赤字で、事業を売却しまくっているため、投資活動でプラスになっていて、借入もしている状況です。
これは一見プラスに見えるかもしれないですが、寿命は短いことを示しています。

問題です

ここで最初に質問した「マネーフォワードのキャッシュフロー計算書」についての回答を一緒に解説していきます。

解説に入る前に、ますマネーフォワードの紹介をします。
マネーフォワードはオンラインで会計の業務をやると言ったサービスです。

経営する際に実にめんどくさい会計の業務を任せれるのです。
以前まではエクセルやパワポをダウンロードして使っていたが、その作業自体が省けて、ネットのクラウド上で完結すると言ったサービスです。価格も月額でサブスクといった感じです。

これをSaaS(Software as a service)と言います。

ここでマネーフォワードのキャッシュフロー計算表を判断していきます。

マネーフォワードの特徴
  • 赤字で上場
  • ITだから固定資産への投資はそこまでない
  • SaaSビジネスは短期的には赤字になりやすい

マネーフォワードは何百万とするソフトを自社で購入してそれを使ったサービスなので、最初は赤字になりますが、長期的には黒字化していくのです。

営業活動、投資活動はマイナスになりますが、そのマイナスを財務活動で資金を調達し、生計を立てているのです。

正解

なので答えは左ですね。

タクマのまとめ

いかがでしたか?

最後に3つの数字のおさらいだけしておきます。正直文字で覚えるよりも表で覚えた方がわかりやすいです。

以下参考にしてみてください。

インスタもやってるので、フォローよろしくお願いします。

MUPに入学した感想

⇩MUPに入学してみての感想です⇩

この記事を書いた人

アバター

takuma

【経歴】
●1997年年生まれ、岐阜県出身。たくまと言います。

●高校3年間は成績学内1位。その後、名古屋の名城大学を卒業

●2020年4月に東証一部上場企業に新卒入社し、webデザインとコンテンツ販売で副業をしています。

●webデザイン / コンテンツ販売 / ブログなどで月6桁達成。